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名越建福

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名越建福

名越建福(なごし けんぷく)は、江戸時代後期の釜師で、江戸名越家六代です。
名越建福は、名乗は「建福」(けんぷく)、通称を「弥五郎」(やごろう)、入道して「浄越」(じょうえつ)と号します。
名越建福は、大西五郎左衛門の次男で、五代名越昌道に子がないため養子となって六代を継ぎ、幕府の御釜師となります。
名越建福は、土斎所持の山の井釜の写し、川上不白好みの菊の銚子、木魚の手炉などがあります。
名越建福は、文政二年(1819)五十八歳で没します。

『茶家酔古襍』に「建福 弥五良、薙髪後浄越と号す、文政二年死す、土斎所持山の井釜写、不白好菊の銚子、木魚手炉」とあります。
文化七年(1810)の『文化武鑑』の「御数寄屋小細工」に「三十石御釜師すきや丁名越弥五郎」とあります。

     
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