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大西浄寿

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大西浄寿

大西浄寿(おおにし じょうじゅ)は、幕末から明治初期の京都三条釜座(かまんざ)の釜師で、大西家の十一代目です。
大西浄寿は、旧姓は森、名は道敬、通称は三右衛門、のち清右衛門、入道して浄寿と号します。
大西浄寿は、京都森家から養子に入ります。
大西浄寿は、豪放磊落で、華美を好んだといわれ、作風も大胆で力強く、かつ典雅な趣深い作品が多いといいます。
大西浄寿は、常盤釜、常盤風炉、筋平丸釜、羽子板釜などがあります。
大西浄寿は、共箱は「三右衛門」「清右衛門」「浄寿」の三種のものがありますが、印は「大西」のみを用います。
大西浄寿は、明治二年(1869)十二代となるべき嗣子三右衛門(浄典)を亡します。
大西浄寿は、明治八年(1875)六十八歳で歿します。
大西浄寿は、門人に徳兵衛、由兵衛がいます。
大西浄寿没後、門人の徳兵衛(浄徳)が幼主の育成、経営安定に尽し、十三代浄長相続まで世代を預ります。

     
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