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一崩天井

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一崩し天井

一崩し文様

一崩天井(いちくずしてんじょう)は、格天井の一種で、格間に長板の寸法の板二枚に中縁を入れ、これを組み違いに張った天井のことです。
一崩し天井は、裏千家の十一世玄々斎好み八畳本勝手四畳半切(広間切)上座床「咄々斎」(とつとつさい)の天井に見られ、八畳の天井を北山小丸太の格縁(ごうぶち)で十六間に仕切り、格間に五葉松の古材を長板の寸法に切ったものを二枚ずつ入れ、板の継目に北山杉面皮の中縁を入れて、縦横組み違いに張ったもので、一崩し文様をなしているところから「一崩しの天井」(いちくずしのてんじょう)と呼ばれています。
一崩し文様とは、ひとつの文様を規則的に繰り返す割付文様のひとつで、一筋の短い縞を縦横に市松文様に配列した模様のことで、同様のものとして筋の本数により「二崩し」「三崩し」「四崩し」「五崩し」などがあり、網代(あじろ)に編んだ文様と似ているので「網代組」「網代文様」ともいわれます。

     
外観   間取     出入口
     
    台目構   水屋

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