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砂摺天井

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砂摺天井 忘筌

砂摺天井(すなずりてんじょう)は、天井の仕上げによる名称のひとつで、板を砂摺りしてから胡粉を擦り込み、木目が浮き出た板を張った天井のことです。
砂摺天井は、杉板などを、篩にかけて目を揃えた川砂に胡粉(こふん)を混ぜたもので、木目に沿って木で摺り上げ、板の柔らかい部分を摺り落し、さらにその上から胡粉を摺り込んで目止めしたもので、胡粉は貝殻を用いた白色顔料であるため、木目が白く浮かび上がります。
砂摺天井は、広間や書院式の茶室に用いられ、外から入ってきた光を天井に反射させて、白くて明るい空間を演出するものといわれます。
砂摺天井は、大徳寺孤篷庵(こほうあん)の小堀遠州好み十二畳本勝手下台目切風炉先床「忘筌」(ぼうせん)の天井などがあります。

     
外観   間取     出入口
     
    台目構   水屋

砂摺り天井

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